当協議会について

新潟県災害福祉広域支援ネットワーク協議会とは

 地震や台風、土砂災害などの大規模な自然災害により、長期間に渡り避難所生活が継続した場合、高齢者や障害者、子ども等といった地域の災害時要配慮者が必要な支援を受けられない結果、生活機能が低下する、要介護度が重度化するなどの「二次被害」が生じている実態があります。

 厚生労働省では、平成30年5月に災害時における緊急一時的な福祉支援体制の構築を推進するため、各都道府県が取り組むべき基本的な内容をまとめた「災害時の福祉支援体制の整備に向けたガイドライン」を策定し、「災害福祉支援チーム(DWAT)」の組織づくりと、「災害福祉支援ネットワーク」の構築を促しました。

※DWAT:Disaster Welfare Assistance Team の略

 新潟県においては、大規模災害時に避難所等で福祉・介護の専門的な視点で支援活動を行うため、県内15の福祉関係団体により「新潟県災害福祉広域支援ネットワーク協議会」が設置されており活動を行っています。

 新潟県災害福祉広域支援ネットワーク協議会では、避難所等に避難する災害時要配慮者の二次被害の発生を防止するため、福祉的ニーズの把握や応急的ケアなどの支援活動を行う「災害福祉支援チーム(DWAT)」の取組を、厚生労働省のガイドラインに則り進めています。

災害時における要配慮者支援に関する協定

 新潟県災害福祉広域支援ネットワーク協議会では、災害時における要配慮者支援に関して、災害福祉支援チーム(DWAT)の派遣協力について定めた協定を新潟県と締結しています。
 また、協定に基づき新潟県地域防災計画の「要配慮者の安全確保計画」に災害福祉支援チーム(DWAT)の活動が位置付けられています。