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ショートステイのお仕事


 ショートステイってどんなところ? 

介護をする人が、何らかの理由で介護できない期間が生じた時や、介護施設の入居待ちの時などに介護者(家族)の負担を軽減するために、最短1日から1日単位で入所し、日常生活に必要な支援(入浴・排泄・食事)や機能訓練を行います。
介護を担当する家族や介護者は、一定期間の休息やリフレッシュの機会を得ることができます。
利用には宿泊を伴うため、介護職員は交代勤務で介護をします。

 【 ショートステイの一日 】  



※ショートステイには上記のような流れの「短期入所生活介護」と医療ケアが提供される「短期入所療養介護」があります。短期入所療養の場合は、一日のスケジュールに医師の診察や個人リハビリなどの時間も入ります。



 ショートステイでの介護職員の仕事内容 

モーニングケア・・・起床介助、身支度(着替え・整容)、排泄介助などの支援をします。

送迎・・・送迎サービスのある施設では、介護職員自身が運転を行っている施設もあります。迎えの際は利用者の家族と会い、健康状態の確認や報告を行います。

入浴介助・・・体調に合わせて入浴を支援します。身体を洗い、着替えをし、身体の清潔保持をします。

排泄介助・・・トイレで排泄する方には、付き添い、安全に排泄できるよう見守り、ズボンや下着の上げ下ろしなどを支援します。おむつの方はおむつ交換をします。

食事介助・・・栄養バランスの取れた食事を提供します。一人ではうまく食事ができない方へは声がけをしたり、食事を口元に運んだりします。

口腔ケア・・・口の中に食べかすが残らないように歯を磨いたり、入れ歯の洗浄をします。

臥床介助・・・休息するためにベッドや布団で横になる方が、安全に横になれるようにお手伝いします。

レクリエーション・・・一日の楽しみの一つとして、介護職員が企画します。座ったままでき、少し身体を動かすようなゲームなど、安全に配慮してご利用者のみなさんと楽しみます。
          
申し送り・・・ご利用者の方がどのように過ごされていたか、体調不良やその日の様子などを交代勤務する際に伝えます。ご利用者の体調の変化に気づき、介護職員や看護師と情報を共有することが大切です。

夜間巡視・・・ご利用者の方の体調に急変がないか、眠れない方の支援や排泄の訴えがないかなど、見回りして確認します。おむつ交換が必要な方には対応をします。


            
            実際にショートステイで働いている職員の方のインタビュー動画です。 
                               こちらもぜひご覧ください。 


 

              https://www.youtube.com/watch?v=6Db01tQn30c        



ショートステイには、利用者の身体機能の維持や向上、生活環境の安定や活性化を促す役割があります。短期入所の施設なので人の入れ替わりが多く、様々な利用者と関わることが出来ます。そのため職員には、短期間で利用者のことを理解し、適切なケアを行うための洞察力コミュニケーションスキルが求められます。
また、普段介護を行っている利用者のご家族の負担を軽減する役割も担っており、体力的な負担軽減はもちろん、自分や家族の介護について見つめ直し、気持ちを切り替えるための時間を提供する、重要な意義のある仕事です。

ショートステイでのお仕事に興味のある方には、まず一度見学をしてみることをお勧めしています。実際の業務を見て、全体の雰囲気を感じ取っていただけたらと思います。
見学ご希望の方は福祉人材センターまでご連絡ください。

(新潟県福祉人材センター 藤代)